フランスの映画 『北ホテル』

Posted by catrose on 22.2017 フランス映画 0 comments 0 trackback
『北ホテル』(HOTEL DU NORD) 1938年 フランスの映画

監督   マルセル・カルネ
原作   ウジェーヌ・ダビ 
脚本   マルセル・カルネ
     アンリ・ジャンソン ジャン・オーランシュ
主演男優 ジャン・ピエール・オーモン
主演女優 アナベラ
     ルイ・ジューヴェ 
     アルレッティ




失業し未来に絶望した若者ピエール(ジャン=ピエール・オーモン)は恋人のルネ(アナベラ)と北ホテルの一室で心中を図ります。銃声を聞きつけドアを打ち破り部屋の中へ駆けつけた隣室の中年男エドモン(ルイ・ジューヴェ)は、状況を察し若者ピエールに逃げるよう促します。そしてピエールもそれに従い一端は逃げ出したものさまよい列車の上に跳び込み自殺を試みますが、やはり怖気づき死にきれずに警察へと自首し逮捕されてしまいます。

一方一命を取り留めた恋人ルネは退院後に北ホテルを訪れ人の良いオーナー夫婦の好意でこのホテルで働かせてもらうことになりすぐにホテルの人気者になります。
パリの下町サン・マルタン運河沿いに建つ安宿北ホテルにはエドモンの情婦でレイモンド(アルレッティ)も定宿しています・・・。

この映画では二組の若者と中年のカップルの絡み合いを中心に下町の気の良いホテルのオーナーや客人達が織り成す人間模様が描かれています。

映画「北ホテル (オテル・デュ・ノゥル) 」は運河を含めた北ホテル周辺すべてが撮影所近くに作られたオープンセット内で撮影されたものだそうで、この舞台装置の素晴らしさは当時とても評判だったようです。
運河の閘門近くの橋は山形に高く長い階段があり階段を下りた直ぐの脇道から続く河岸は石畳の公園で、街灯やベンチがあって昼も夜もロマンチックさを感じさせてくれています。
ホテルの佇まいもホテル内のこじんまりした雰囲気も装飾もいい感じで、とてもセットとは思えない風景や情景がそこにあります。

主演のルネを演じたアナベラは巴里祭の頃より益々磨きの掛った大人の女優さんになっていてとても素敵です。でも役の上では以前のような20代の純情な娘役を映じているのですがこちらも可憐な美しさの演技に違和感がなく驚かされました。

また助演としてレイモンドを好演しているアルレッティは後の1944年のマルセル・カルネ監督作品の名作映画『天井桟敷の人々』で女芸人ガランスを演じて名声を拝したフランスを代表する大女優さんです。

私はこの『北ホテル』もマルセル・カルネ監督作品の中ではとても大好きな映画です。


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フランスの映画 『霧の波止場』

Posted by catrose on 20.2014 フランス映画 0 comments 0 trackback
『霧の波止場』(LE QUAI DES BRUMES) 1938年 フランスの映画

監督   マルセル・カルネ
原作   ピエール・マッコルラン
脚本   ジャック・プレヴェール
主演男優 ジャン・ギャバン
主演女優 ミシェル・モルガン  



ジャン(ジャン・ギャバン)はベトナム外人部隊の脱走兵です。夜霧の濃い港町ル・アーヴル波止場のさびれた酒場のパナマ小屋で、美しく憂いを秘めた娘ネリー(ミシェル・モルガン)と出会います。また他に生きることに疲れた画家ミシェルとも知り合いますが、ミシェルは服や靴など身の回りの物とパスポートを残して自殺してしまいます。
脱走兵のジャンはミシェルの洋服やパスポート等を貰い彼になりすまし一人外国へ行く計画を立てるのですがネリーに「連れて行って」とせがまれて一緒にベネズエラ行の船に乗ることにします。
その計画を知ったネリーに気のある養父で遠縁の中年男ザベルは・・・。
そしてまたネリーを口説いているヤクザのリュシアンと仲間達は・・・。

霧の深い港町で一組の男女が知り合い愛し合いそして殺人事件も絡んでドラマテックな結末へとストーリーは展開して行きます・・・。

この映画で主役を演じているミシェル・モルガンはこの時18歳だったそうで、当時私は彼女を23~4歳ぐらいの女性に見ていたので後で私と同年齢だと知ってこの大人びた風貌の演技にたいへん驚きまた同時にとてもショックを受けていました!
憂いを帯びたミシェル・モルガンのとても綺麗で美しいこと!!レインコート姿が良く似合っていてとても端麗で素敵でした。
その後、何回か繰り返し見ておりますが古いとはいえ流石マルセル・カルネ作品、素晴らしいです!! この監督さんの映画はどの作品も好きで良く観ました。 名作が多いですよね!!! 時代が違い劇場で観ることが出来なかったことがとても残念で悔やまれます。

そしてジャン・ギャバンはどんな役も素敵ですね!
望郷も良かったですが、この作品もまだそんなにお歳ではないのに渋くて味があって演技力最高でした。

哀愁をおびたモーリス・ジョーベールの音楽がより映画をもり上げています。


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フランスの映画 『背信』

Posted by catrose on 02.2014 フランス映画 0 comments 0 trackback
『背信』(ABUS DE CONFIANCE) 1937年 フランスの映画

監督   アンリ・ドコアン
原作   ピエール・ヴォルフ
脚本   アンリ・ドコアン、ジャン・ボワイエ
主演女優 ダニエル・ダリュー
主演男優 シャルル・ヴァネル
助演女優 バランティーヌ・テシエ



法律を学ぶ学生リディアは、唯一頼みの身内である祖母の死により学業を続けるどころか日々の生活にも事欠くようになり当てもなく職を探している時に学友のアリスが、父親の古書のアルバムからある著名な歴史家が過去に捨て去った女と赤ん坊がいたが事を知りそしてその女と赤ん坊はすでに亡くなっていてこの事実はこの歴史家は知らないのだからその成長した娘に成りすまして生活するようにと恐ろしい提案をしてくる。リディアはもちろん始めは拒否したもの学業を続けたい気持ちが勝りついに背信の道へと・・・。

私がこの映画を初めて見たのはたぶん17~18歳の学生の頃で、テレビで放送されていた名作劇場か名画座あたりの昔の映画だったように記憶しています。この時の私は映画の内容よりもむしろベレーボーをかぶりお人形さんのように大きな瞳で綺麗に整った顔立ちの主人公を演じているダニエル・ダリューの美しさにただただ驚き圧倒され時代を越えて大ファンになりました♪
当時は懐古主義の影響もありファッションなどは1950年代の物をより洗練させたロングコートやロングスカートなどが流行っていたこともあって私もすっかり影響されて、この時代の女優さんのようにベレーボーをかぶりメイクもやや細身の眉にしたり口紅も濃めでダークなワインレッド色にグロスを塗ったりして真似をしてました・・・若い頃っていいですよね!

その後、数年経ってまた機会がありTVでこの映画を観たのですが、その時はこの物語の重みのある中身の濃さにとても感動したことを覚えています。


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プロフィール

catrose

Author:catrose
   
映画が好きて昔も今も良く観ています。
特に昔の古い映画が大好きです。
とてもみーはーなのでお気に入りの俳優さんや女優さんの映画が中心です(笑)
劇場やビデオやDVDで何回も繰り返して見た映画や観たいのに見れないでいる映画、 また一度しか見てなくてうすら覚えの映画など、外国映画も日本映画もとにかく大好き♬  
ここには好きな映画や心に残る思い出の映画を、自分の記録史として書いて行きます☆

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